↑の北東右上の修矢君のお部屋。↓
カーテンがわりに全部ロールスクリーンです。
この子には、机に本を並べて上げるような手間をかける気にはなりませんでした。
いや、たんに彼が本に愛着を持っていないからかもしれない。
なんとなく厭世感のある子なので、何が趣味、というと……なにも無いんですよね。
部屋を作っていて、何も『アジツケ』してあげることがないなぁ、と。
何も無いのが逆に個性。
兎の人形をおいてあげようかとも思ったんですが、ぬいぐるみを置くような子でもきっと無い。男らしくも無いくせに、「女じゃないんだから」とか言うタイプ。
左の小さい大理石模様のロールスクリーンが階段に面した窓。真正面の黒い不気味なのが、東側です。
このソフトのデータには、巻き上げた状態のロールスクリーンが無かったです。
この家を新築するときに、お父様は愛する息子たちに自分の部屋のデザインを任せました。
修矢君「部屋なんてどうだっていーんだけど……」
竜二「じゃ、俺が作ってやろうか?」
修矢「かっこいい部屋にしてね」
聡夜、晴弥(それは絶対にやめた方が良いと思うけど……竜二さんに任せるのは危険すぎないか?)←でも言わない。
という経緯で出来上がった部屋がこれ。
竜二さんに言わせると壮大な嫌がらせですが、修矢君はなんとなく気に入っている模様。
竜二さんにすれば、こういう殺伐とした部屋は厭なんだろうけれど、殺伐としている修矢君にはちょうどよかったわけですね。
今、竜二さんの部屋も作ってますが、とんでもないことになってます。(笑)
勉強机にスタンドが無いのはわざとです。
そのうえで、机の傍にあんな大きなライトがあるので、机の上はほとんど見えません。
でも、修矢君も、スタンドをお父さんに買ってもらうような子でも無いので、自然と勉強嫌いになってしまいました。
竜二さんのたくらみ大当たり。
聡夜君が修矢君の成績の下降を気にしていましたが、実はこんなところに原因があったんですね(笑)
勉強机にスタンドが無いから勉強しない。
それより先に、こういう部屋にいると、性格が歪みそうです。
高い位置に壁灯があるけど、天井灯は無い。そして、手元をテラススタンドが無い。
つまりは、この部屋では、ベッドで転がって漫画を読むことも難しいのです。
朝日も差し込む部屋ですが、ベッドヘッドが高いので、枕元には日は差しません。
そして、壁際のテーブルも、本を読めるほど明るくされてません。
いやな部屋ですねー。
夜と昼でこんな感じ。昼の方が好きかなぁ。
左上の青い窓みたいなのは、棚です。
この部屋の青い部分は、ジーンズ生地を使いました。きっと肌触りも良いはず。
手っとり早く言うと、この四色照明がデータセットにあったので、それに部屋をあわせてみただけです。
だって……この照明、使ってみたいと思いません?
どんな部屋なら合うだろう、とか思ってたらこんなことに……
そして、この部屋のメイン♪
奥の壁!
ジャジャーン。
ふはははははっ!
悪趣味!悪趣味極まれりっ!
この部屋のコンセプトは、
くつろげない部屋。
駄目じゃん。
駄目でいーんです。修矢を嫌いな竜二さんが修矢のために用意した部屋だから。
観てわかる通り、晴弥君や聡夜君の部屋とは明らかに違います。
インテリアの問題ではなく
収納
が無い。
もともとあんまりものにこだわる子でもないけど、さすがにクローゼットしか収納が無いのは困ると思います。
だだっぴろい床は、ものを散らかしにくい。
竜二さんが覗いたときに
「せっかく俺がセッティングしてやったのに、綺麗に保つこともできねーのかよー」
と文句を言うので、使いづらい。(当然、嫌がらせ)
そして多分、左奥に置いてあるオレンジ色のライト(ランプついてないように見えますが、ソフトの仕様のようです)
無断転載データらしく、詳細書いてないですが、多分、イタリアの高級ブランドのランプです。
三〇〇万円ぐらいするんじゃないでしょうかね。
このソフト、メーカーとタイアップして、メーカーにモデルを作ってもらっているものありますが(イナックスとかパナソニックとか、有名所はのきなみ入ってる)、当然、それだけだと足りないのと、使用許可が出なかったのか問い合わせていないのか。何百万円の家具メーカーの家具は、メーカーが書いてありません。
これ、私も当然識らなくて、以前シムズで家具をダウンロードしていたときに、似たようなモダン家具があるなぁ、と思ってたんです。
実は、超高級家具でした。
マイホームデザイナーのサイトを検索していたら、インテリアデザイナーの人がその照明を紹介していて、それが、やたらシムズで作られていた照明だったんですよね。で、その家具メーカーのサイトにとんだら、どれもこれも、シムズで観たデザインばかり。
ダイニングセット揃えたら二〇〇〇万円とか言う家具でした。(ヒーッ!)
サイトにカタログ取り寄せページがあったので、取り寄せたら、広辞苑みたいな厚さのパッケージでたくさん来ました。
堪能。
秋谷家は、そういう家具が入っている、ということで(笑)
しかし、データセットの中からどれがそれかがわかるような凄い目を、私は持ってません。(似たようなモダンが一杯ある)
秋谷家のリビングのソファーは、たしか、どっかの有名メーカーのカサブランカだか、なんだかのシリーズのソファです。
本では『ステンレスモダン』って書いたのに、クラシックになってますが。
要所要所にカメラを仕込むためにステンレス(実際にはマジックミラー)が仕込まれていますので、一見ステンレスが多く見えます。
竜二さんの部屋、未完成ですが、写真撮ってたみたいなのであっぷあっぷ♪
アジアーンな赤さがメイン。
ライトをまだ一つもつけていないので、全然雰囲気出てませんが。
いま一つアジアンに見えないのは私のセンスが悪いから。
シムズ程たくさんの家具とか調度品が用意されていないので、何かのテイストにあわせようと思うと大変です。(データが2万点、とかいったって、あらゆるテイストの、あらゆる家具の総数がそれじゃ少ない)
データを開放して有志が作れるようにしてくれたらいいんですが。
ホンモノのメーカーからモデリング素材をもらっているために、その書き出しをされるのが厭なのでしょう。データの読み込み、書き出しに非常に難があります。
10万円ぐらいのプロバージョンを買っても、データの書き出しをしたら、テクスチャが剥がれてしまうという念の入れよう。(3Dのデータは、モデリングもそりゃ大変ですが、テクスチャを張るのがもっと大変。私もモデリングは楽しいけど、テクスチャの困難さで挫折した口です)
実際私も、このソフトに10万円払って、シムズの家具が作れるのなら安いかも、とか思った口なので(笑)
ソフトメーカーががんばるのも非難は出来ません。家具メーカーに怒られたら大変です。
とりあえず、どの家具のどの部分でも、好きな色が付けられるので、その分シムズより使い勝手は良い感じです。
ピンクと黒で揃える、とか超簡単にできてしまう。
これで、シムズみたいにその中を人形が歩き回ってくれたら楽しいのに……
やっぱり家を作ったら、そこで生活しているのが見たいですよね。
こういう部屋より
こういう部屋の方が好きです↓
ちょっと住人がトイレに行っただけ、みたいな。
生活感溢れる部屋。
ちらかっているだけ、ともいいますが。
部屋を散らかすのなら任せて!(コラ!)